高取城 たかとりじょう

現在の高市郡高取町の高取山に築かれた城。南北朝時代、越智氏が高取に城塞を築いたのが始まりという。以後、越智・本多・植村氏が居城とした。天正8年(1580)織田信長(1534-82)の命により高取城は一時廃城となるが、羽柴秀長(?-1591)の郡山入城後、その家臣であった本多利久と子の利朝によって整備され、山麓には城下町が形成された。利朝の時代、関ヶ原の戦で西軍の攻撃を受けたが、城主不在にもかかわらず落ちなかった。人里離れた山上に築城されたため、石垣や堀、井戸など多数の遺構が存在し、昭和28年(1953)国の史跡に指定された。平成18年(2006)「日本100名城」に選ばれた。