今井町の町なみ
本瓦葺または桟瓦葺の屋根を持つ、平屋または厨子二階の町家が軒を連ねていた。

今井村 いまいむら

現在の橿原市今井町。天文年間(1532~55)今井兵部が本願寺の道場(称念寺の前身)を建て、町の整備をおこなったのが始まりという。農民を門徒化し、在郷武士や牢人を集め、称念寺を中心とした自治都市(寺内町)を形成した。石山合戦時には織田信長(1534-82)と対立したが、本願寺の顕如(1543-92)が信長に和睦を申し入れたため今井も降伏した。その後は「大和の金は今井に七分」と称されるほど経済的な発展をみせ、独自の紙幣「今井札」も流通した。江戸時代の民家が多く残っており、平成5年(1993)には重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた。