片岡城跡
片岡氏の居城であった片岡城跡。
(写真提供:上牧町)

片岡 かたおか

片岡の地名は、大和川の支流葛下川流域、現在の河合町・王寺町・上牧町・香芝市・大和高田市にわたる一帯の総称であったと考えられ、「片岡の葦田」ともいわれた。平安時代には片岡荘(興福寺の荘園)が置かれ、中世、春日社領の在地武士(国民〈こくみん〉)であった片岡氏を中心とする武士団が形成された。古来この地に居を構えたが、上牧町に遺構が残る片岡城(下牧城)を築いたのは片岡国春の時(天文年間=1532~54頃)である。国春の子が、筒井順慶の妹婿となりその与党として活動した片岡春利(新介)である。河内に近く、大和に攻め入った松永久秀によって片岡城を中心とする一帯は占領された。