正倉院正倉
(写真提供:宮内庁正倉院事務所)

正倉院 しょうそういん

もともとは奈良時代から平安時代にかけて税稲や穀などを収納した倉を正倉とよんだ。全国に1万を超える数があったが次第に失われ、現在の東大寺大仏殿西北にある宝庫を指すようになった。建物は正面約33m、奥行約9.4m、床下約2.7mの校倉造の二倉(北倉・南倉)と、その間をつなぐ形の板倉造の中倉からなる。のちに北倉・中倉・南倉の名称が生じ、「三倉」の通称ができた。内部は二階造、入口は各倉とも東側にある。東大寺に献納された聖武天皇の遺品が納められていたが、後に東大寺に関連する法具や古文書も収蔵し、様々な文化財を今日に伝えるに至った。