全浅香(紅沈)
(正倉院宝物 写真提供:宮内庁正倉院事務所)

全浅香(紅沈) ぜんせんこう(こうじん)

正倉院宝物の香木。長さ105.5cm、重さ16.65kg。「紅塵」は雅名。正倉院の目録では「全浅香」として記載され、古来黄熟香とともに正倉院宝物「両種の御香」とされてきた。種類は香木の最高峰である伽羅。黄熟香が先端部分の尖った根の形状であるのに対し、全浅香は径がほぼ変わらないため、木の根幹部分であると考えられる。