奈良公園(飛火野)
(写真提供:奈良市観光協会)

春日野・飛火野 かすがの・とぶひの

奈良市春日山の西側のふもと一帯の原野で、現在の奈良公園の中心をなす。飛火野の別称は、元明天皇(661-721〈在位707-715〉)のころに遠方との連絡のため烽火台が置かれたところから名づけられた。古くは現在より広い地域を指したが、平城遷都にともない建立された興福寺と、奈良時代に創祀された春日社によって地域が限定された。現在鹿の名所として知られるが、江戸時代の絵図から当時にも鹿が生息していたことがわかる。