興福寺一乗院跡
(現 奈良地方裁判所)

一乗院 いちじょういん

興福寺中の個別の寺院(塔頭)のひとつ。代々住職を皇族・貴族が務めた門跡寺院で、同じく興福寺門跡の大乗院と並んで大きな力を持った。室町幕府最後の将軍である足利義昭(覚慶)(1537-97)が、将軍になる前に一時門主として入寺したことでも有名である。現在跡地は奈良地方裁判所となっている。関係する建物は残っておらず、宸殿(寝殿造の建物)のみが県庁や裁判所の庁舎として使われたのち唐招提寺に移築され、御影堂として現存する。