猿沢池
(写真提供:奈良市観光協会)

猿沢池 さるさわいけ

奈良市登大路町にある興福寺の放生池。室町時代から「猿沢池の月」は南都八景のひとつとして、奈良を訪れた貴族の間でもてはやされるようになり、名所として定着した。また、その昔帝の寵愛を失って嘆き悲しんだ采女(うねめ)(帝の女官)がこの池に身を投げた伝説がある。池の西北の隅には采女の慰霊のために建てられたという采女神社、東には采女が入水する時に着物を掛けたと伝える衣掛柳(きぬかけやなぎ)がある。毎年仲秋の名月の日(旧暦8月15日)に采女祭がおこなわれ、池には船が浮かべられる。