奈良奉行所跡(現 奈良女子大学)
(写真提供:国立大学法人 奈良女子大学)

奈良奉行所 ならぶぎょうしょ

奈良奉行(南都町奉行)は、大和(現在の奈良県)国内の幕府直轄領の統治と寺社の監督を任務とした幕府の役人で、江戸時代を通じて置かれた。弘化3年(1846)から5年半在任した川路聖謨(1801-68)が名奉行として特に著名である。その役所である奉行所は、中坊秀政の屋敷に設けられたのをはじめとする。四方を堀あるいは佐保川で囲み、南に黒門、北に赤門があり、北魚屋西町に牢屋があった。明治41年(1908)奈良市北魚屋西町の奉行所跡に奈良女子高等師範学校が開設、奈良女子大学として現在に至る。